2011年02月23日
【千人インタビューNo.70,71】青土ダム川嶋さん服部さん
鮎河のHさんのご紹介で
青土ダムの川嶋さん・服部さんにインタビューさせて頂きました。
おもに服部さんにご説明・ご案内をして頂きました。
【写真】服部さん(左)と川嶋さん(右)
青土ダムは23年前にできました。その頃からずっと私は担当しています。
地盤がゆるいところなので、ロックフィル方式でつくられました。
中心には粘土層があります。そのまわりに多くの岩を積み上げています。
アーチ式では地盤が歪むと、ひびが入ってしまうのに対して、
ロックフィル方式では多少地盤が動いても、
岩も動くことで水を保つことができるのです。
洪水吐(こうずいばき)は丸いのと四角いのがあり、自然越流型です。
水門は幸いにもまだ試験以外では使用したことがありません。
水位の計測・調整システムも当時は最先端のものでしたが
20年以上経っていますので、古くなっています。
設置した当初も故障が多かったですが、最近もまた多くなってきました。その間は安定していました。
そのような故障の発生をグラフ化すると、お風呂のバスタブみたいな形をしているので、
バスタブ曲線と言ったりします。
大雨が降ると、家に帰らず管理事務所に泊まり仕事をすることになります。
また家にいても問題が発生したら夜でも休みのときでも
自動で機械から電話がかかり、駆けつけます。長期の休みもなかなかとれないですね。
放水するときには上流の野洲川ダム、下流の頭首工と連絡をとりあって連携しています。
青土ダムのことをもっと知ってもらおうと
年2回広報誌を発行しています。
県のホームページからPDFで見ることができますのでぜひ見て下さい。
http://www.pref.shiga.jp/h/m-doboku/ozuchimaru/ozuchimaru.html
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【写真】①管理事務所からの眺め
【写真】②パンフレット(古いバージョン)
【写真】③自動通報する装置
【写真】④「監査廊(カンサロー)」を特別に見学させて頂きました。
【写真】⑤ゲートは油圧式とのことです。*ラジアルゲートについて詳しくはダム事典を参照。
【写真】⑥ゲート本体。
【写真】⑦地下の廊下はひんやりと寒い。「夏のほうが温度差がありますね」
【写真】⑧発電装置の計器メーター
【お名前】川嶋孝志さん/服部久長さん
【お住まい】東近江市/湖南市
【地域について思うこと・PR】
「堤体の上を走れるダムは珍しいと思います。
春には桜もきれいですので、ぜひ見に来て下さい。
ダムの先の鮎河の桜もほんとにすごいですね。
ダムカードもありますよ。」(談)
参考リンク:
滋賀県
http://www.pref.shiga.jp/h/kasen/dam/ohzuchi.html
http://www.pref.shiga.jp/h/m-doboku/kasensabou/kasensabou.html
http://www.pref.shiga.jp/h/kasen/link_hojo.html
写真集
http://www5d.biglobe.ne.jp/~san1014/ooduchiphoto.htm
http://minkara.carview.co.jp/userid/281086/car/174667/2395745/photo.aspx
http://minkara.carview.co.jp/userid/281086/car/174667/2395792/photo.aspx
動画
http://www.youtube.com/watch?v=9PBUwrhghso
地図
http://www.dammaps.jp/?d=1364
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(text by tyokouchi)
(photo by tyokouchi)
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Posted bykokaprojectat15:22
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